都市封鎖で感染は防げない。

国家非常事態宣言を出し、都市封鎖を実施した後もアメリカの感染者、死亡者は増え続けている。いや、加速していると言うのが正しい。それはスペイン、イタリアも同じ事。
イタリアはようやくピークを脱ししつつあるが予断は許さない。

歴史を鑑みればペストや天然痘など、人類と感染症との戦いで都市封鎖が好ましい結果をもたらさないことは立証されている。

中世ヨーロッパはペストが流行しはじめた時、その全土で都市封鎖を実施したが収束することなく全域に蔓延していった。
その結果、ヨーロッパの人口は三分の一以下に減少したと言われている。
腺ペストの致死率は30%〜60%であったにもかかわらずだ。

それはペストが直接の原因で死んだのではなく都市封鎖によってもたらされた経済危機、農業の停滞による飢餓、奪い合いであったのではないかと考えられている。

これは現代においても同じ事である。都市封鎖が長引けば、経済は停滞し食料の奪い合いがはじまるであろう。
治安維持のために射殺やむなしとなれば、本来コロナで死ぬだけだった数を大きく超える事になる。産業が衰退し、同朋で殺し合い、国が衰退しては本末転倒である。

現在アメリカは国家非常事態宣言後、収束に向かうどころか爆発的に感染者、死亡者が伸びている(このブログを書いている四月十一日明け方時点で米国の死者は一万五千人に迫っている)のは、コロナウイルスの潜伏期間を考慮しても都市封鎖後に感染していると考えて間違いない。
(※日本経済新聞社グラフ参照)

これは都市封鎖が何ら好ましい結果を生み出さない事を如実に表している。
加えて、日本では緊急事態宣言を出す三週間前と、宣言直前の期間において一日あたりの死亡者は三人〜四人前後とほぼ変わっていない。
(※東洋経済オンライングラフ参照)

これらの事実から私、個人の見解として防疫最大の武器は都市封鎖、外出禁止ではなくマスク、手洗いが最も効果的ではないかと考えている。

コロナの死亡者封じ込めにある程度成功している日本が大失態を犯しているアメリカの政策を模倣するなど愚の骨頂である。
欧米がしているから日本もする。これでは日本の戦後レジームの脱却は100年経っても達成できまい。
100名足らずの死(四月十一日時点)で保守がこれ程騒いでいては武力で領土を取り戻すなど千年先でも夢物語だ。

もちろん、武漢肺炎の脅威を必要以上に軽視してはいけないが未来を恐れるあまりに今、滅びてもいいという政策は、健康の為なら死ねると言っている者に等しい。

歴史に学べぬ国民、己の頭で考える事を忘れた国民が世に踊れば国家は必ず衰退する。
民、永劫の眠りより醒める事を切に願う。

※グラフは日経新聞社、東洋経済オンラインのものです。


、、、どうもJ-flagのRYOLAND様ことアイツキです。

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ボウズ免れました（笑）

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